【ミヅマアートギャラリー】倉重迅 展 展 「Hollow Point」

  ミヅマアートギャラリーにて、2009年6月12日~7月11日(土)の期間中、倉重迅の個展「Hollow Point」が開催される。  今回の展示は、映像表現の分野で活躍中の倉重迅による、東京では約2年ぶりの個展。  1975年神奈川生まれの倉重は、これまでフランスを拠点とし、日常生活の中で「見たもの、感じたもの」から着想を得たビデオやインスタレーション※を中心に創作活動を行ってきた。最近では、シドニービエンナーレ「REVOLUTIONS- FORMS THAT TURN」、ソウルのGallery LOOPでの「Move On Asia 2009」に参加するなど、国内外で活躍の場を広げている。  会場には、近年、CMなどアートとは異なる環境の中で映像制作に携わる機会のある倉重が、アートという独特のフィールドにおける映像表現の可能性を再考察した、新作インスタレーション2点が展示される。「Tank and Potted Flower」は、スペース内に並べられた大量の何かのパーツ(実像)とモニターから流れる映像(虚像)から、鑑賞者各々がその場に存在しない立体作品の形成を試みる作品。また、サスペンスタッチの映像作品「The Cliff」でも、作家が追求しようとする虚像と実像の交点を描き出す。  倉重は、鑑賞者が作品を前にした時、そのファーストインパクトだけではなく、その奥に存在する第2、第3の要素を体内で消化し、考察を深めて欲しいという思いを込めたという。作家が追求しようとする虚像と実像の交点を垣間見る、奇妙ながらも奥深い世界に触れてみてはいかがだろう。※インスタレーション:現代美術の表現手法の一つ。ある空間自体を作家の意向に沿って演出、構成。鑑賞者に空間そのものを作品として鑑賞させる。  ミヅマアートギャラリーにて、2009年6月12日~7月11日(土)の期間中、倉重迅の個展「Hollow Point」が開催される。  今回の展示は、映像表現の分野で活躍中の倉重迅による、東京では約2年ぶりの個展。  1975年神奈川生まれの倉重は、これまでフランスを拠点とし、日常生活の中で「見たもの、感じたもの」から着想を得たビデオやインスタレーション※を中心に創作活動を行ってきた。最近では、シドニービエンナーレ「REVOLUTIONS- FORMS THAT TURN」、ソウルのGallery LOOPでの「Move On Asia 2009」に参加するなど、国内外で活躍の場を広げている。  会場には、近年、CMなどアートとは異なる環境の中で映像制作に携わる機会のある倉重が、アートという独特のフィールドにおける映像表現の可能性を再考察した、新作インスタレーション2点が展示される。「Tank and Potted Flower」は、スペース内に並べられた大量の何かのパーツ(実像)とモニターから流れる映像(虚像)から、鑑賞者各々がその場に存在しない立体作品の形成を試みる作品。また、サスペンスタッチの映像作品「The Cliff」でも、作家が追求しようとする虚像と実像の交点を描き出す。  倉重は、鑑賞者が作品を前にした時、そのファーストインパクトだけではなく、その奥に存在する第2、第3の要素を体内で消化し、考察を深めて欲しいという思いを込めたという。作家が追求しようとする虚像と実像の交点を垣間見る、奇妙ながらも奥深い世界に触れてみてはいかがだろう。※インスタレーション:現代美術の表現手法の一つ。ある空間自体を作家の意向に沿って演出、構成。鑑賞者に空間そのものを作品として鑑賞させる。

【ギャラリー・間】「カンポ・バエザの建築」

  東京・乃木坂の「ギャラリー・間(ま)」にて、2009年6月25日(木)~8月29日(土)の期間中、「カンポ・バエザの建築」が開催される。  今回の展示は、今日、最も純粋で先鋭的とされる、スペインの建築家アルベルト・カンポ・バエザ氏の建築作品を、彼の創造のプロセスに従ったインスタレーション※とともに紹介するもの。  カンポ・バエザ氏は、1946年スペイン生まれ、“More With Less”(より少ないもので、より豊かなものを)という思想を掲げ、外観は極めてシンプルな建築でありながら、内部には意図的に設けた天窓や高層窓、ガラス壁のペントハウスなどから取り込んだ、“光”に満ちた崇高な空間をつくりあげている。  会場では、カンポ・バエザ氏の膨大なスケッチブックを用いて創作されたインスタレーション“The Creation Tree”が設置され、彼の発想の源を披露。また、これまでの代表作から現在進行中の最新プロジェクトまでを紹介する、模型や映像も展示される。  そして、建築家の展覧会らしく、ギャラリー全体をダイナミックに使用した展示構成も見所。ギャラリーの中庭より会場を振り返ると、展示作品を大地や樹、池、月に見立てた、カンポ・バエザ氏独自の静謐な風景が立ち現れる構成となっており、こちらも必見だ。  なお、6月26日(金)にはカンポ・バエザ氏の初来日講演会が予定されている。※インスタレーション:現代美術の表現手法の一つ。ある空間自体を作家の意向に沿って演出、構成。鑑賞者に空間そのものを作品として鑑賞させる。  東京・乃木坂の「ギャラリー・間(ま)」にて、2009年6月25日(木)~8月29日(土)の期間中、「カンポ・バエザの建築」が開催される。  今回の展示は、今日、最も純粋で先鋭的とされる、スペインの建築家アルベルト・カンポ・バエザ氏の建築作品を、彼の創造のプロセスに従ったインスタレーション※とともに紹介するもの。  カンポ・バエザ氏は、1946年スペイン生まれ、“More With Less”(より少ないもので、より豊かなものを)という思想を掲げ、外観は極めてシンプルな建築でありながら、内部には意図的に設けた天窓や高層窓、ガラス壁のペントハウスなどから取り込んだ、“光”に満ちた崇高な空間をつくりあげている。  会場では、カンポ・バエザ氏の膨大なスケッチブックを用いて創作されたインスタレーション“The Creation Tree”が設置され、彼の発想の源を披露。また、これまでの代表作から現在進行中の最新プロジェクトまでを紹介する、模型や映像も展示される。  そして、建築家の展覧会らしく、ギャラリー全体をダイナミックに使用した展示構成も見所。ギャラリーの中庭より会場を振り返ると、展示作品を大地や樹、池、月に見立てた、カンポ・バエザ氏独自の静謐な風景が立ち現れる構成となっており、こちらも必見だ。  なお、6月26日(金)にはカンポ・バエザ氏の初来日講演会が予定されている。※インスタレーション:現代美術の表現手法の一つ。ある空間自体を作家の意向に沿って演出、構成。鑑賞者に空間そのものを作品として鑑賞させる。

【国立新美術館】「生誕150年 ルネ・ラリック 華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ」

  東京・六本木の国立新美術館にて、2009年6月24日(水)~9月7日(月)の期間中、「生誕150年 ルネ・ラリック 華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ」が開催される。  ルネ・ラリック(1860-1945年)は、19世紀末から20世紀半ばにかけて活躍したフランスのジュエリー制作者であり、ガラス工芸家。アール・ヌーヴォーとアール・デコという、この時期に世界を席巻した2つのデザインの流行を見事にとらえ、多彩な作品を創り続けた人物である。  今回の展示では、国内外から約400点ものラリック作品が集結。時代を超え、女性だけでなく、男性をも惹きつける美の世界を、かつてない規模で堪能できる絶好の機会だ。  展示の前半は、ジュエリー制作者としてのラリックを紹介。身近な動植物や女性をモチーフに、色とりどりのガラスや象牙など様々な素材を用いた斬新なジュエリーは、当時の知識人や上流社交界の人々を魅了し、ラリックを一躍人気作家とした。  後半は、20世紀に入りガラス工芸家としても成功をおさめた、ラリックのもう1つの側面に焦点を当てる。光を通すというガラスの性質を最大限に活かした作品は、ジュエリーとは打って変わって、シャープで力強い表現だ。また、この頃は、自動車のボンネットを飾る、ガラス製のカーマスコットなどの産業芸術にも意欲的に参入。今回は、当時の日本人侯爵が実際にラリック製の洒脱なカーマスコットを装着し、愛用していた高級車イスパニスイザが特別展示されるので、ジュエリーファンでなくても、ぜひ観ておきたい。       東京・六本木の国立新美術館にて、2009年6月24日(水)~9月7日(月)の期間中、「生誕150年 ルネ・ラリック 華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ」が開催される。  ルネ・ラリック(1860-1945年)は、19世紀末から20世紀半ばにかけて活躍したフランスのジュエリー制作者であり、ガラス工芸家。アール・ヌーヴォーとアール・デコという、この時期に世界を席巻した2つのデザインの流行を見事にとらえ、多彩な作品を創り続けた人物である。  今回の展示では、国内外から約400点ものラリック作品が集結。時代を超え、女性だけでなく、男性をも惹きつける美の世界を、かつてない規模で堪能できる絶好の機会だ。  展示の前半は、ジュエリー制作者としてのラリックを紹介。身近な動植物や女性をモチーフに、色とりどりのガラスや象牙など様々な素材を用いた斬新なジュエリーは、当時の知識人や上流社交界の人々を魅了し、ラリックを一躍人気作家とした。  後半は、20世紀に入りガラス工芸家としても成功をおさめた、ラリックのもう1つの側面に焦点を当てる。光を通すというガラスの性質を最大限に活かした作品は、ジュエリーとは打って変わって、シャープで力強い表現だ。また、この頃は、自動車のボンネットを飾る、ガラス製のカーマスコットなどの産業芸術にも意欲的に参入。今回は、当時の日本人侯爵が実際にラリック製の洒脱なカーマスコットを装着し、愛用していた高級車イスパニスイザが特別展示されるので、ジュエリーファンでなくても、ぜひ観ておきたい。     

【三菱地所アルティアム】「本城直季 写真展 ここからはじまるまち」

  福岡市中央区の「三菱地所アルティアム」にて、2009年6月27日(土)~7月26日(日)の期間中、「本城直季 新作写真展 ここからはじまるまち」が開催される。  今回の展示は、第32回木村伊兵衛写真賞(2006年)を受賞した写真家、本城直季による、九州では初開催の個展。  本城は、1978年東京生まれ、大判のフィルムカメラを使用し、人物や建造物をまるでミニチュアのように撮影する独特の表現スタイルで、国内外において人気を集めている。近年は、ロンドンやハワイ、パリなどの諸都市においてヘリコプターをチャーターし、空からの撮影に取り組む。  会場では、このたびラスベガスの上空にて撮影された最新作、およそ30点を展示。空から捉えられたのは、ラスベガス東南35kmに位置する巨大なフーバー・ダムや、街の中心部を囲い込む整然と区画整理された住宅地、そして、華やかなカジノやホテルが立ち並ぶ高層ビルなど。本城にとってラスベガスは、アメリカ流の都市開発の過程をわかりやすくたどれる街であるといい、彼によってミニチュアのようにとらえられた風景は、都市が人によってつくられた人造物であることを、我々にも再認識させてくれる。  オモチャのような街の写真が、実は本物の町の空撮であるというギャップによって、人々の営みや壮大な街づくりの歴史とが、リアルに伝わってくる不思議な感覚を、ぜひ楽しんでみたい。  福岡市中央区の「三菱地所アルティアム」にて、2009年6月27日(土)~7月26日(日)の期間中、「本城直季 新作写真展 ここからはじまるまち」が開催される。  今回の展示は、第32回木村伊兵衛写真賞(2006年)を受賞した写真家、本城直季による、九州では初開催の個展。  本城は、1978年東京生まれ、大判のフィルムカメラを使用し、人物や建造物をまるでミニチュアのように撮影する独特の表現スタイルで、国内外において人気を集めている。近年は、ロンドンやハワイ、パリなどの諸都市においてヘリコプターをチャーターし、空からの撮影に取り組む。  会場では、このたびラスベガスの上空にて撮影された最新作、およそ30点を展示。空から捉えられたのは、ラスベガス東南35kmに位置する巨大なフーバー・ダムや、街の中心部を囲い込む整然と区画整理された住宅地、そして、華やかなカジノやホテルが立ち並ぶ高層ビルなど。本城にとってラスベガスは、アメリカ流の都市開発の過程をわかりやすくたどれる街であるといい、彼によってミニチュアのようにとらえられた風景は、都市が人によってつくられた人造物であることを、我々にも再認識させてくれる。  オモチャのような街の写真が、実は本物の町の空撮であるというギャップによって、人々の営みや壮大な街づくりの歴史とが、リアルに伝わってくる不思議な感覚を、ぜひ楽しんでみたい。

【世田谷美術館】「メキシコ20世紀絵画展」

  東京・世田谷の世田谷美術館にて、2009年7月4日(土)~8月30日(日)の期間中、「メキシコ20世紀絵画展」が開催される。  このたびの展示は、日本メキシコ交流400周年を記念し、メキシコが歩んだ「近代化への道のり」をテーマに、その複雑な歴史と密接に結びついていた、同国の絵画の展開を紹介するもの。  メキシコの近代化は、長く続いたスペイン植民地支配からの独立の後、国際社会のなかで自らのアイデンティティを再確認する過程をたどってきた。揺れ動く社会の中で描かれた数々の絵画は、人々に向けてさまざまな強いメッセージを発信するものであったという。  1910年代のメキシコ革命以降、新しくメキシコ固有の文化を創造していこうと民族性に訴える絵画が登場する一方で、国際化の中で海外の美術の動向に応えようとした、世界的な同時代性の中にある絵画も描かれた。そのような、民族性と国際性の2つの顔を持ったメキシコの絵画は、同時代の多くの芸術家に刺激を与え、また現在もなお、世界的に注目され高い評価を受けている。  今回の会場には、日本初公開となるフリーダ・カーロ《メダリオンをつけた自画像》など、メキシコ国内各地の美術館や個人が所蔵している約70点の作品が一堂に会する。それぞれの画家たちの思いが込められた渾身の1枚と向き合い、激動の歴史の中で美術の果たした役割に注目してみたい。  東京・世田谷の世田谷美術館にて、2009年7月4日(土)~8月30日(日)の期間中、「メキシコ20世紀絵画展」が開催される。  このたびの展示は、日本メキシコ交流400周年を記念し、メキシコが歩んだ「近代化への道のり」をテーマに、その複雑な歴史と密接に結びついていた、同国の絵画の展開を紹介するもの。  メキシコの近代化は、長く続いたスペイン植民地支配からの独立の後、国際社会のなかで自らのアイデンティティを再確認する過程をたどってきた。揺れ動く社会の中で描かれた数々の絵画は、人々に向けてさまざまな強いメッセージを発信するものであったという。  1910年代のメキシコ革命以降、新しくメキシコ固有の文化を創造していこうと民族性に訴える絵画が登場する一方で、国際化の中で海外の美術の動向に応えようとした、世界的な同時代性の中にある絵画も描かれた。そのような、民族性と国際性の2つの顔を持ったメキシコの絵画は、同時代の多くの芸術家に刺激を与え、また現在もなお、世界的に注目され高い評価を受けている。  今回の会場には、日本初公開となるフリーダ・カーロ《メダリオンをつけた自画像》など、メキシコ国内各地の美術館や個人が所蔵している約70点の作品が一堂に会する。それぞれの画家たちの思いが込められた渾身の1枚と向き合い、激動の歴史の中で美術の果たした役割に注目してみたい。

【ニューオータニ美術館】「謎のデザイナー 小林かいちの世界」

  東京・千代田区のニューオータニ美術館にて、2009年7月11(土)~8月23日(日)の期間中、「謎のデザイナー 小林かいちの世界」展が開催される。  今回の展示は、大正時代の後期から昭和初期にかけて、絵はがきや絵封筒のデザインを数多く手がけた京都のデザイナー、小林かいち(本名:嘉一郎、1896~1968年)の、謎に包まれた生涯と作品を大々的に紹介する、東京では初の展覧会となる。  小林かいちは、近年、その存在が注目され始めたばかりで、未だに経歴や作品の全貌は明らかになっていない。  しかし、ピンクやブルーを使った独特のグラデーションや、赤と黒などの明快な色の対比の中に、女性像をはじめ、ハートや月、星、トランプ、十字架などの多彩なモチーフを配したモダンな作品は、現代にも通用する、優れた色彩感覚やデザイン力を持っていると言えるだろう。最小限の輪郭線と、厳選された色を巧みに組み合わせて描き出された、“大正モダン”の情緒溢れる光景は、必見の美しさだ。  また、かいちは画家ではなかったため、今回の会場に展示される作品も、当時実際に販売されていた絵封筒や絵葉書、木版画が中心となる。未知のデザイナーかいちの、小さなサイズの画面に花開いた華麗な世界を覗いてみてはいかがだろう。  東京・千代田区のニューオータニ美術館にて、2009年7月11(土)~8月23日(日)の期間中、「謎のデザイナー 小林かいちの世界」展が開催される。  今回の展示は、大正時代の後期から昭和初期にかけて、絵はがきや絵封筒のデザインを数多く手がけた京都のデザイナー、小林かいち(本名:嘉一郎、1896~1968年)の、謎に包まれた生涯と作品を大々的に紹介する、東京では初の展覧会となる。  小林かいちは、近年、その存在が注目され始めたばかりで、未だに経歴や作品の全貌は明らかになっていない。  しかし、ピンクやブルーを使った独特のグラデーションや、赤と黒などの明快な色の対比の中に、女性像をはじめ、ハートや月、星、トランプ、十字架などの多彩なモチーフを配したモダンな作品は、現代にも通用する、優れた色彩感覚やデザイン力を持っていると言えるだろう。最小限の輪郭線と、厳選された色を巧みに組み合わせて描き出された、“大正モダン”の情緒溢れる光景は、必見の美しさだ。  また、かいちは画家ではなかったため、今回の会場に展示される作品も、当時実際に販売されていた絵封筒や絵葉書、木版画が中心となる。未知のデザイナーかいちの、小さなサイズの画面に花開いた華麗な世界を覗いてみてはいかがだろう。

INAXギャラリー2「山下耕平展―ケルン・現在位置―」

  東京・京橋のINAXギャラリー2にて、2009年7月16日(木)~8月22日(土)の期間中、「山下耕平展―ケルン・現在位置―」が開催される。  この展覧会は、いま注目の若手作家・山下耕平による、同ギャラリーでは初の個展。  山下は、1983年茨城県生まれ。現在、京都市立芸術大学大学院生であり、これまでにも京都を中心に積極的な活動を見せてきた。近年は大いなる自然と対峙する“登山”をモチーフに、そこに見出せる“人の想い”や“山の神性”、そして“宇宙へと広がる壮大なイメージ”を表現する事に挑戦している。  一見、カラフルな油彩のようにも見える山下の作品。しかしよく見てみると、実は宝石の広告紙や図鑑、サッカーボールや花芯などの写真といった、様々な印刷物が小さな円形に切り抜かれ、それらが集積してかたちを成している事に気づく。  この独特な技法はコラージュといい、今回の会場には、この技法を用いた数々の作品が展示される。色とりどりの円で描き出された作品は、まるで宝石がキラキラと光っているかのような、鮮烈な印象だ。  また会場全体も、山下が演出したインスタレーション※として楽しめる構成となっている。壮大かつ幻想的な“集積の美”に挑む、みずみずしい感性と向きあう刺激的なひとときとなるだろう。※インスタレーション:現代美術の表現手法の一つ。ある空間自体を作家の意向に沿って演出、構成。鑑賞者に空間そのものを作品として鑑賞させる。   東京・京橋のINAXギャラリー2にて、2009年7月16日(木)~8月22日(土)の期間中、「山下耕平展―ケルン・現在位置―」が開催される。  この展覧会は、いま注目の若手作家・山下耕平による、同ギャラリーでは初の個展。  山下は、1983年茨城県生まれ。現在、京都市立芸術大学大学院生であり、これまでにも京都を中心に積極的な活動を見せてきた。近年は大いなる自然と対峙する“登山”をモチーフに、そこに見出せる“人の想い”や“山の神性”、そして“宇宙へと広がる壮大なイメージ”を表現する事に挑戦している。  一見、カラフルな油彩のようにも見える山下の作品。しかしよく見てみると、実は宝石の広告紙や図鑑、サッカーボールや花芯などの写真といった、様々な印刷物が小さな円形に切り抜かれ、それらが集積してかたちを成している事に気づく。  この独特な技法はコラージュといい、今回の会場には、この技法を用いた数々の作品が展示される。色とりどりの円で描き出された作品は、まるで宝石がキラキラと光っているかのような、鮮烈な印象だ。  また会場全体も、山下が演出したインスタレーション※として楽しめる構成となっている。壮大かつ幻想的な“集積の美”に挑む、みずみずしい感性と向きあう刺激的なひとときとなるだろう。※インスタレーション:現代美術の表現手法の一つ。ある空間自体を作家の意向に沿って演出、構成。鑑賞者に空間そのものを作品として鑑賞させる。 

【ブリヂストン美術館】「うみのいろ うみのかたち」

  東京・京橋のブリヂストン美術館にて、2009年7月11日(土)~2009年10月25日(日)の期間中、「うみのいろ うみのかたち」展が開催される。   この展覧会は、同美術館が誇るコレクションの中から、モネ、シスレー、青木繁、藤島武二など、東西の巨匠たちが「海」をテーマに描いた絵画作品を集結。海を見つめる画家たちの多様な視点や、海をめぐる様々な表現を追ってゆくものだ。    今回の会場は、30点あまりの作品を「かたち」「いろ」「モティーフ」「イメージ」の4つの章に分けて展示する構成。   「かたち」では、波や水平線の表現方法に注目し、「いろ」では、太陽の光を受け、空の色を反映させる海の様々な色の描写に目を向ける。海水浴や船などの海にまつわるテーマを描いた「モティーフ」では、人々が憧れるレジャーの場としての側面も紹介。そして、「イメージ」では、直接海を描かずにそれを感じさせる抽象的な作品が並び、本来定まった色も形もない海が、画家たちの豊かな発想によって多様に描き出されてきた様子を発見できる。   海に魅せられ、そして、それぞれの表現を追い求めた画家たちによる珠玉の作品が並ぶ、見ごたえたっぷりの展覧会となるだろう。          東京・京橋のブリヂストン美術館にて、2009年7月11日(土)~2009年10月25日(日)の期間中、「うみのいろ うみのかたち」展が開催される。   この展覧会は、同美術館が誇るコレクションの中から、モネ、シスレー、青木繁、藤島武二など、東西の巨匠たちが「海」をテーマに描いた絵画作品を集結。海を見つめる画家たちの多様な視点や、海をめぐる様々な表現を追ってゆくものだ。    今回の会場は、30点あまりの作品を「かたち」「いろ」「モティーフ」「イメージ」の4つの章に分けて展示する構成。   「かたち」では、波や水平線の表現方法に注目し、「いろ」では、太陽の光を受け、空の色を反映させる海の様々な色の描写に目を向ける。海水浴や船などの海にまつわるテーマを描いた「モティーフ」では、人々が憧れるレジャーの場としての側面も紹介。そして、「イメージ」では、直接海を描かずにそれを感じさせる抽象的な作品が並び、本来定まった色も形もない海が、画家たちの豊かな発想によって多様に描き出されてきた様子を発見できる。   海に魅せられ、そして、それぞれの表現を追い求めた画家たちによる珠玉の作品が並ぶ、見ごたえたっぷりの展覧会となるだろう。        

東京ミッドタウン ミッドタウン ♥(ラブズ) サマー 2009

  東京・六本木の東京ミッドタウンにて、2009年7月17日(金)~2009年8月23日(日)の期間中、真夏の都心を楽しむ大型イベント「ミッドタウン ♥(ラブズ) サマー 2009」が開催される。  このイベントは、「SKY IS HERE!」~気持ちの良い空のもとで、自然を感じ、楽しむ~をコンセプトに掲げ、ミッドタウン・ガーデンの豊かな自然のなかで過ごす、心地良いイベントの数々がラインナップされたものだ。  その中でもメインとなるのは、夏の夜の風物詩、花火を“水・光・音”のアートで表現する「MIDTOWN WATER WORKS(ミッドタウン ウォーター ワークス)」。上空60m(予定)にまで舞い上がる水しぶきが、光と音の演出で美しい“花火”へと変わる、一大エンターテイメントである。  その他、期間中の夕刻に涼風とともにオープンする屋外カフェ「MIDPARK CAFE(ミッドパーク カフェ)」や、昨年も好評を博したミッドタウン・ガーデンに流れる小川が足水エリアへとなる「ASHIMIZU(アシミズ)」、さらに、のべ100種類を超える浴衣のレンタルサービス(7月18日(土)~8月23日(日)の土日・祝日のみ)なども催される。  今年も、いよいよ暑さが本格的になってくる頃。東京ミッドタウンの約40%を占める、ゆったりとした緑のオープンスペースで、都心に居ながらも涼しさ満点の夏を楽しんでみてはいかがだろう。    東京・六本木の東京ミッドタウンにて、2009年7月17日(金)~2009年8月23日(日)の期間中、真夏の都心を楽しむ大型イベント「ミッドタウン ♥(ラブズ) サマー 2009」が開催される。  このイベントは、「SKY IS HERE!」~気持ちの良い空のもとで、自然を感じ、楽しむ~をコンセプトに掲げ、ミッドタウン・ガーデンの豊かな自然のなかで過ごす、心地良いイベントの数々がラインナップされたものだ。  その中でもメインとなるのは、夏の夜の風物詩、花火を“水・光・音”のアートで表現する「MIDTOWN WATER WORKS(ミッドタウン ウォーター ワークス)」。上空60m(予定)にまで舞い上がる水しぶきが、光と音の演出で美しい“花火”へと変わる、一大エンターテイメントである。  その他、期間中の夕刻に涼風とともにオープンする屋外カフェ「MIDPARK CAFE(ミッドパーク カフェ)」や、昨年も好評を博したミッドタウン・ガーデンに流れる小川が足水エリアへとなる「ASHIMIZU(アシミズ)」、さらに、のべ100種類を超える浴衣のレンタルサービス(7月18日(土)~8月23日(日)の土日・祝日のみ)なども催される。  今年も、いよいよ暑さが本格的になってくる頃。東京ミッドタウンの約40%を占める、ゆったりとした緑のオープンスペースで、都心に居ながらも涼しさ満点の夏を楽しんでみてはいかがだろう。  

ミヅマアートギャラリー 山本昌男展「川」

  東京・目黒区のミヅマアートギャラリーにて、2009年7月22日(水)~8月22日(土)の期間中、山本昌男展「川」が開催される。  このたびの展覧会は、主にモノクロームの写真作品を取り続けてきた作家、山本昌男による同ギャラリーでは3年ぶり2度目の個展。山本はアメリカやヨーロッパでの発表を中心に精力的に活動しており、今年に入ってからはポーランドのクラカウ写真祭をはじめ、ヨーロッパ各都市で個展を開催、本展開催後もパリ、ケルン、フライブルク、ツーソンでの個展が予定されている。  山本の写真作品は、まるで誰かの記憶の一片のような、古びた質感が特徴の小さなサイズのものが多い。これまでは、それらの写真を壁にちりばめるように展示するスタイルが中心だったが、今回の「川」展では鑑賞者が作品とより向き合えるよう、新しい試みとして1点ずつフレームに入れての展示となった。  また、タイトルともなっている「川」は、実際の被写体ではなく、山本にとって人生の流れや移ろいゆく世界そのもの示している。彼が切り取った一瞬の美しい光景を見つめることで、人々は改めて、流れる時の中に生きていることを実感できるという。  そのどこか東洋的・日本的な感覚で、海外からも高い評価を受ける山本の美意識を覗きに出かけてみよう。  東京・目黒区のミヅマアートギャラリーにて、2009年7月22日(水)~8月22日(土)の期間中、山本昌男展「川」が開催される。  このたびの展覧会は、主にモノクロームの写真作品を取り続けてきた作家、山本昌男による同ギャラリーでは3年ぶり2度目の個展。山本はアメリカやヨーロッパでの発表を中心に精力的に活動しており、今年に入ってからはポーランドのクラカウ写真祭をはじめ、ヨーロッパ各都市で個展を開催、本展開催後もパリ、ケルン、フライブルク、ツーソンでの個展が予定されている。  山本の写真作品は、まるで誰かの記憶の一片のような、古びた質感が特徴の小さなサイズのものが多い。これまでは、それらの写真を壁にちりばめるように展示するスタイルが中心だったが、今回の「川」展では鑑賞者が作品とより向き合えるよう、新しい試みとして1点ずつフレームに入れての展示となった。  また、タイトルともなっている「川」は、実際の被写体ではなく、山本にとって人生の流れや移ろいゆく世界そのもの示している。彼が切り取った一瞬の美しい光景を見つめることで、人々は改めて、流れる時の中に生きていることを実感できるという。  そのどこか東洋的・日本的な感覚で、海外からも高い評価を受ける山本の美意識を覗きに出かけてみよう。