【ブリヂストン美術館】 テーマ展示「安井曾太郎の肖像画」

  東京・京橋のブリヂストン美術館にて、2009年10月31日(土)~2010年1月17日(日)の期間中、テーマ展示「安井曾太郎の肖像画」が開催される。   この展覧会は、大正~昭和期にかけて活躍した京都出身の画家・安井曾太郎(やすい そうたろう、1888—1955)の肖像画を中心に、彼の創作活動を追うもの。   安井は若くして7年間をパリで過ごし、ミレー、ピサロ、ルノワール、そしてセザンヌら、ほぼ同時代のフランス美術に大きな影響を受け、彼独自のリアリズムの根幹を確立。しかし帰国後は、日仏の風土、気候、光線の違いにとまどい、創作が思うようにならない模索の時期を迎えてしまう。ようやく低迷を脱したのは、1929年、41歳のときに発表された《座像》(個人蔵)がきっかけであり、その明確な輪郭と艶麗・芳醇な色彩に彩られた女性像は、新たな「安井様式」の誕生を示すものとなった。   その後の安井は、肖像画の名手という評価もあたえられ、教育者、研究者、政財界人など様々な人物を描いてゆく。丹念な写生を出発点としながらも、リアリズムとデフォルマシオン(デフォルメ)のぎりぎりの均衡から生み出される“モデルの個性”を大切にした安井の肖像画には、彼の芸術の真価を見ることができるだろう。   会場では、安井が制作した肖像画の重要作と、その習作素描があわせて展示される。安井の造形プロセスや、モデルとの交流が及ぼした影響などを垣間見ることができる、興味深い内容となるだろう。       東京・京橋のブリヂストン美術館にて、2009年10月31日(土)~2010年1月17日(日)の期間中、テーマ展示「安井曾太郎の肖像画」が開催される。   この展覧会は、大正~昭和期にかけて活躍した京都出身の画家・安井曾太郎(やすい そうたろう、1888—1955)の肖像画を中心に、彼の創作活動を追うもの。   安井は若くして7年間をパリで過ごし、ミレー、ピサロ、ルノワール、そしてセザンヌら、ほぼ同時代のフランス美術に大きな影響を受け、彼独自のリアリズムの根幹を確立。しかし帰国後は、日仏の風土、気候、光線の違いにとまどい、創作が思うようにならない模索の時期を迎えてしまう。ようやく低迷を脱したのは、1929年、41歳のときに発表された《座像》(個人蔵)がきっかけであり、その明確な輪郭と艶麗・芳醇な色彩に彩られた女性像は、新たな「安井様式」の誕生を示すものとなった。   その後の安井は、肖像画の名手という評価もあたえられ、教育者、研究者、政財界人など様々な人物を描いてゆく。丹念な写生を出発点としながらも、リアリズムとデフォルマシオン(デフォルメ)のぎりぎりの均衡から生み出される“モデルの個性”を大切にした安井の肖像画には、彼の芸術の真価を見ることができるだろう。   会場では、安井が制作した肖像画の重要作と、その習作素描があわせて展示される。安井の造形プロセスや、モデルとの交流が及ぼした影響などを垣間見ることができる、興味深い内容となるだろう。